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2009年06月 アーカイブ

2009年06月02日

舵を損傷した戦艦「スヴォーロフ」を追っていた

日本の第1戦隊は、ロシア戦艦1艦のみが北上しているだけなのですぐに間違いに気付いたが、すでにロシア艦隊は南東に遠く去っており、その方向に探しながら戻って来ていたところ、15時58分、偶然「ボロジノ」など逃走中のバルチック艦隊と鉢合わせして、東から追いかける第2戦隊と思いがけず挟撃する形になった(「乙字戦法」)[9]。この時の艦隊運動を見ていたロシア海軍士官は、「日本艦隊の艦隊運動はまさに神のごとくであった。」と語っている。 日本の2つの艦隊はバルチック艦隊を取り囲んで砲撃を加えた。もし第2戦隊も「三笠」の首脳と同じ判断をしていたら黄海海戦のときのようにロシア艦隊を取り逃がしていた可能性もあった。
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日本の第1戦隊は距離6,500mでロシア艦隊に向け30.5cm砲を斉射した。第2戦隊はロシア艦隊のあまりの煙に30分間ほど、敵艦隊を見失ったが追いついて、左から回り込みを図りながら攻撃を加え続けた[9]。ロシア艦隊は、隊列を乱しながらもなお反撃しつつウラジオストックへ逃げ込む隙を探していた。ロシア艦隊は北へ針路をとり、東郷も第1戦隊に対し横陣形で北へ向かった。ロシア艦隊は南へ針路をとり、東郷もこれに合わせた。こういった艦隊運動と砲撃戦によって、時間と共にロシア艦隊は傷つき、戦艦「ボロジノ」を含め少しずつ艦を海中に失っていった。両軍は一旦離れた後に18時に再接近するがもはや日没であった。東郷は戦艦と巡洋艦による砲撃戦の中止を決定し、19時10分、主力艦への攻撃中止命令と鬱陵島への集結が命令された。主力艦による砲戦に代わり、21隻の駆逐艦と40艇の水雷艇に対し夜襲による攻撃命令が出された[6]。。

夜間戦闘 [編集]
昼間戦闘の主力であった第1戦隊と第2戦隊は、戦闘海域の北東の鬱陵島沖合いに移動したころ、駆逐艦と水雷艇は敵艦を探して夜の海に散っていった。まず、戦艦「スヴォーロフ」が4艇の水雷艇によって撃沈された。これで当初5隻あったロシアの最新鋭戦艦の4隻が失われた。

夜間攻撃は昼間とは違った危険がある。日本の駆逐艦「夕霧」と「春雨」は衝突事故を起こして共に小破し、他に水雷艇同士の2件の衝突事故で1艇を失っている。

バルチック艦隊司令官のロジェストヴェンスキー中将は旗艦「スヴォーロフ」の艦上で負傷し、5月27日17時30分に駆逐艦「ブルヌイ」に移乗したが、艦尾に砲弾を受け破損の激しい「ブルヌイ」から更に駆逐艦「ベドゥイ」に再び移乗した。「ベドゥイ」と随行の駆逐艦「グローズヌイ」は日本の駆逐艦「漣(さざなみ)」と駆逐艦「陽炎」に発見・攻撃されたが、反撃せずに全速で逃亡を試みた。日本の駆逐艦は30ノットで追撃したのに対し、ロシア側は26ノットであり砲撃を避けられなかった為、「ベドゥイ」は機関を停止して降伏した。このため、「漣」は直ちに伊藤伊右衛門中尉および准士官以下7名の捕獲要員を送り込み、5月28日16時45分に「ベドゥイ」をロジェストヴェンスキー司令官とともに捕獲した[12]。「グローズヌイ」は逃走に成功し数少ないウラジオストック到着組の1つとなった。「ベドゥイ」はこの海戦後、ロジェストヴェンスキー中将と幕僚ごと佐世保に曳航された[6]。

19時03分、戦艦「インペラトール・アレクサンドル3世」撃沈。バルチック艦隊の第1・第2戦艦隊は壊滅し、ロシアの第1・第2戦隊でウラジオストクまで到着したのは旧式巡洋艦「アルマーズ」と駆逐艦が2艦のみであった。20時20分、第3・第4駆逐隊の雷撃によって装甲巡洋艦「ナヒーモフ」が撃沈。 21時05分、第4駆逐艦隊司令の鈴木貫太郎は、連繋機雷作戦を用いて戦艦「ナワリン」を葬り、22時15分、戦艦「シソイ・ウェリーキー」を雷撃によって大破させた。6時間半の夜間戦闘で50本の魚雷が放たれ6本が命中したとされる

2009年06月20日

生理活性〈せいりかっせい、physiologically activity)

生理活性〈せいりかっせい、physiologically activity, bioactivity〉とは、化学物質が生体の特定の生理的調節機能に対して作用する性質のことである。また、生理活性を持つ化学物質は生理活性物質〈せいりかっせいぶっしつ、physiologically activity substance, bioactivity substance〉と呼ばれる。

生体内ではさまざまな生理機能が酵素の活性調節や受容体を介した細胞内シグナル伝達により調節されている。これらの調節作用は固有の生体物質を酵素や受容体が認識することで正あるいは負の調節作用が発現する。
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この機能は酵素や受容体などホスト物質がゲスト物質である化学物質を認識することで生じる。そのため、ある化学物質が複数の異なる生理機能を持つホスト物質に対してそれぞれ作用する場合は、1種類の物質であっても複数の生理活性を持つということになる。逆にゲスト物質の認識にも揺らぎが存在する為、生体内物質以外の物質でも生理活性を持つものもある。あるいはホスト物質に対する作用を、ホスト物質以外の生体内物質が妨害することによっても、通常とは逆の調節機能を発現するので、結果として生理活性を持つということになる物質も存在する。

生理活性物質を疾病治療に応用したものが医薬品である。しかし、生理活性を持つことだけが医薬品の特性ではない。複数の生理活性を持てば、それは副作用に通じるし、少量で激しい生理活性をもてば安全な調節の範囲を超え毒性として現れる場合もある。あるいはADME(体の生理機能と薬物が起こす現象群の頭文字)の特性によっては、ごく少量、短時間しか生体内にとどまらないために、生理活性があっても治療効果を表さない場合もある。

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